モルタル外壁は防水性能が低くひび割れしやすい特徴があるため、定期的なメンテナンスが必要です。
とはいえ、メンテナンスをするべきタイミングが分からないと悩んでいる人も多いでしょう。
本記事では、モルタル外壁の塗装が必要なタイミングを紹介します。
メンテナンスをしないリスクや塗装する時の注意点もあわせて解説しているので、モルタル外壁の塗装を検討している方はぜひ最後までお読みください。
モルタル外壁は防水性が低くひび割れしやすいため、塗装をしないと雨水が浸入して様々なトラブルを引き起こす可能性があります。
具体的には以下の通りです。
・カビや雨漏りが発生する
・外壁材が腐食して補修できない場合がある
・隙間ができるため、害虫の発生につながる
近年は「費用が安くなる」「自分でも直せる」といった声を鵜吞みにしてDIYを行おうとする人がいます。
しかし失敗した場合、取り返しのつかないトラブルを引き起こす可能性があるだけでなく業者へ依頼するお金が必要になります。
初めから信頼できる業者に施工を依頼するのが安心です。
モルタル外壁の塗装が必要なサインは以下の通りです。
・カビやコケなどの汚れ
・ひび割れ
・チョーキング現象
・塗膜の剥がれ
それぞれ順に解説していくので、塗装を行う基準を知りたい人はぜひ最後までお読みください。
モルタル外壁の塗装が必要なサインとしてカビやコケなどの汚れが発生することが挙げられます。
カビやコケが発生しているかは外壁が緑色になっているかチェックすることで判断可能です。
放置していると汚れだけでなく、塗装の剥がれにつながり雨漏りや住宅の寿命を低下させる原因にもなるため注意が必要です。
カビやコケを見かけた際は手遅れになる前に業者へ施工を依頼しましょう。
ひび割れが発生している場合、モルタル外壁の塗装を検討しましょう。
放置していると雨漏りや外壁劣化の原因になります。
見つけた場合は早急に対処しましょう。
モルタル外壁の塗装は専門知識や経験が乏しいと、膨れや塗装ムラといった施工不良の原因になります。
DIYではなく業者に塗装してもらうことをおすすめします。
モルタル外壁の塗装が必要なサインとしてチョーキング現象の発生が挙げられます。
チョーキング現象とは壁を触った際に白っぽい粉がつく現象のことです。
対処方法としては高圧洗浄での清掃と再塗装をする方法の2つが考えられます。
特に高圧洗浄での清掃は初心者でもできるため、業者に頼まず自分で行おうと考える人が多いです。
しかし、家を傷つけてしまう可能性や誤って他の部分に当たってしまうなどのトラブルが起こり得ます。
ミスをしないためにも業者に必ず依頼しましょう。
モルタル外壁の塗装が剥がれた際には、メンテナンスを検討しましょう。
放置していると下地の劣化や雨漏りリスクが高まります。
剝がれている部分の塗装を剥がして再塗装を行うことで、補修していきます。
知識や経験がない初心者では難しく、職人でないと厳しい作業であるため、業者への依頼をおすすめします。
モルタル外壁のメンテナンスが必要かを判断する指標の1つに、塗膜の膨れがあるかどうか、といった点が挙げられます。
塗膜が劣化して下地との付着力が低下することで膨れが発生します。
塗装時の乾燥時間が不十分なまま上塗りをして、内部に残された水分が気化することで起こる場合もあるのです。
塗膜の膨れを放置していると塗膜の剥がれや外壁の劣化につながるため注意が必要です。
モルタル外壁を塗装する時の注意点は以下の3つです。
・専門業者に依頼する
・施工期間は長めに設定する
・モルタル外壁に適した塗料を使用する
それぞれの注意点について詳しく解説します。
モルタル外壁を塗装する際には、DIYではなく業者に依頼しましょう。
モルタル外壁の塗装では専門知識や技術が求められます。
施工する人によって仕上がりにムラが出やすく、施工業者にしか分からない下地処理の方法や塗料を乾かすタイミングなどの専門知識が必要です。
「自分でもDIYで塗装できる」などの情報もありますが、施工不良や大きなトラブルを引き起こさないためにも業者に依頼しましょう。
モルタル外壁を塗装する時は施工期間を長めに設定しましょう。
モルタルは塗料の吸い込みが多く、作業に時間がかかることが多いです。
また、雨が降っていると塗装を中止しなければなりません。
塗りムラや膨れなどの施工不良が起きやすくなるからです。
柔軟に対応できるように、モルタル外壁を塗装する際の施工期間は長めに設定しましょう。
特に梅雨の時期は雨が多いため、施工期間の調整には注意が必要です。
モルタル外壁を塗装する時はモルタルの性質に適した塗料を使用しましょう。
モルタル外壁は湿気による塗膜の膨れを起こしやすいです。
おすすめは透湿性(膨れ防止)や弾性(ひび割れ防止)の高い塗料です。
塗料には耐用年数があります。
それぞれの具体的な耐用年数は以下の通りです。
・シリコン塗料：7～15年
・フッ素塗料：12～20年
・無機塗料：18～20年
耐用年数が長いほどメンテナンスの手間が省けます。
価格もそれぞれ異なるため「メンテナンスの周期を長くしたい」「予算を安くしたい」など目的にあった塗料を選びましょう。
モルタル外壁を塗装する際によくある質問として以下の2つが挙げられます。
・モルタル外壁の塗装はDIYでも行える？
・モルタル外壁のデメリットは？
これからモルタル外壁の塗装を検討している人はぜひ参考にしてください。
塗装は塗料を塗るだけなのでDIYで誰でもできると勘違いされがちです。
しかし、DIYでの施工はおすすめできません。
モルタル外壁の塗装では専門的な知識や技術がないと、施工不良を引き起こす可能性があるからです。
具体的には以下のことが挙げられます。
・塗装ムラが発生してしまい塗料の性能を発揮できない
・塗料の性能が発揮できないことで外壁の劣化を早めてしまう
・塗膜の膨れを引き起こしてしまう
施工不良が起こると再塗装を行うために余分な費用が発生します。
DIYでの塗装は行わず最初から業者に相談しましょう。
モルタル外壁には以下のようなデメリットがあります。
・ひび割れしやすい
・表面が凹凸なため汚れやすい
・仕上がりに良し悪しが出やすい
モルタル外壁は数ある外壁の中でも、塗装に経験や専門知識が必要なものです。
特に塗装の際には十分な乾燥期間を設ける必要があり、素人がDIYで行うと失敗する確率が高いです。
モルタル外壁は初心者が塗装するには難しい性質を持っているため、塗装を行う際には専門業者に依頼するのがおすすめです。
本記事ではモルタル外壁に塗装が必要なサインや塗装しないリスクなどについて解説しました。
モルタル外壁の塗装は知識のない人が行うと家を傷つける可能性があるだけでなく、施工不良が起きやすい傾向があります。
なかでも膨れに関しては乾燥時間を間違えてしまうだけで発生します。
モルタル外壁での塗装で失敗を防ぐためにも、DIYで塗装はせずに専門業者へ依頼しましょう。
