漆喰壁のデメリットとは?素材の特徴や設置がおすすめの場所も紹介
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「漆喰壁の利用を考えているけど、使う前にデメリットも知っておきたい」「自宅の壁を漆喰にしたいと考えているけど、後悔したくない」とお考えではないでしょうか。
漆喰は見た目の美しさや湿度を調整してくれるなどのメリットがありますが、デメリットもあります。
本記事では漆喰のデメリットを中心に、メリットや特徴・工法についてもご紹介します。
漆喰壁の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
漆喰は見た目の美しさや湿度を調整してくれるなどのメリットがありますが、デメリットもあります。
本記事では漆喰のデメリットを中心に、メリットや特徴・工法についてもご紹介します。
漆喰壁の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
漆喰壁のデメリット
漆喰壁には以下のようなデメリットがあります。
・費用が高価
・工事に時間がかかる
・工事が難しい
・ひび割れがしやすい素材である
・選べる色が少ない
・水を吸い込みやすい素材である
まずは漆喰壁のデメリットについて解説します。
・費用が高価
・工事に時間がかかる
・工事が難しい
・ひび割れがしやすい素材である
・選べる色が少ない
・水を吸い込みやすい素材である
まずは漆喰壁のデメリットについて解説します。
費用が高価
漆喰壁は手間がかかることもあり、他の素材と比べると費用が高価になってしまう点がデメリットです。
漆喰壁の工事には、1平方メートルあたり4,000~10,000円ほどかかります。
ビニールクロスの場合は1平方メートルあたり1,200~1,800円ほどなので、漆喰とビニールクロスを比較すると3倍以上もの価格差になることが分かります。
できるだけ安い壁紙を選びたいという人には、漆喰は向いていない素材です。
漆喰壁の工事には、1平方メートルあたり4,000~10,000円ほどかかります。
ビニールクロスの場合は1平方メートルあたり1,200~1,800円ほどなので、漆喰とビニールクロスを比較すると3倍以上もの価格差になることが分かります。
できるだけ安い壁紙を選びたいという人には、漆喰は向いていない素材です。
工事に時間がかかる
漆喰壁は工事に時間がかかってしまうという点もデメリットです。
漆喰壁は、一度漆喰を塗れば完成するというものではなく、下地処理の時間・乾燥させる時間・上塗りの時間などが必要です。
漆喰壁の工事には非常に手間がかかり、その分時間もかかってしまいます。
時間をかけずに壁の工事をしてほしいという場合には適さない壁材です。
漆喰壁は、一度漆喰を塗れば完成するというものではなく、下地処理の時間・乾燥させる時間・上塗りの時間などが必要です。
漆喰壁の工事には非常に手間がかかり、その分時間もかかってしまいます。
時間をかけずに壁の工事をしてほしいという場合には適さない壁材です。
工事が難しい
漆喰壁は、他の壁材と比べて扱いが難しいという点もデメリットです。
漆喰壁の設置には、漆喰の性質を熟知して工事を行える技術者が必要です。
扱いが難しいため工事ができる左官屋が少なく、依頼できる業者が限られてしまいます。
漆喰壁を希望する場合は、依頼したい業者に工事が可能か必ず確認しましょう。
漆喰壁の設置には、漆喰の性質を熟知して工事を行える技術者が必要です。
扱いが難しいため工事ができる左官屋が少なく、依頼できる業者が限られてしまいます。
漆喰壁を希望する場合は、依頼したい業者に工事が可能か必ず確認しましょう。
ひび割れがしやすい素材である
漆喰はひび割れしやすく、急激な乾燥や振動などでひび割れてしまう可能性がある素材です。
気温が低いとひび割れがしやすいため、できるだけ暖かい時期に工事を依頼するのがひび割れ対策としておすすめです。
気温が低いとひび割れがしやすいため、できるだけ暖かい時期に工事を依頼するのがひび割れ対策としておすすめです。
選べる色が少ない
漆喰は白色が基本となる建材です。
パステルカラーのような淡い色ならつけることも可能ですが、濃い色の壁色にするのは難しいです。
白以外の色合いを選びたい場合は注意しましょう。
漆喰壁を依頼する際は、自分が希望する色にできるのかも確認するのがおすすめです。
パステルカラーのような淡い色ならつけることも可能ですが、濃い色の壁色にするのは難しいです。
白以外の色合いを選びたい場合は注意しましょう。
漆喰壁を依頼する際は、自分が希望する色にできるのかも確認するのがおすすめです。
水を吸い込みやすい素材である
漆喰は水分を吸収しやすいという性質があります。
壁にジュースなどの水分をこぼしてしまう可能性がある場合は注意が必要です。
汚れがつくとシミになってしまうこともありますし、壁の奥まで汚れがしみ込んでしまいます。
汚してしまう可能性が高い場所には漆喰壁はあまり適していない素材です。
壁にジュースなどの水分をこぼしてしまう可能性がある場合は注意が必要です。
汚れがつくとシミになってしまうこともありますし、壁の奥まで汚れがしみ込んでしまいます。
汚してしまう可能性が高い場所には漆喰壁はあまり適していない素材です。
漆喰壁のメリット
漆喰壁にはデメリットだけでなく、メリットもあります。
・見た目が美しい
・耐火性がある素材である
・劣化しにくい
・湿度を調整してくれる
・お手入れがしやすい
漆喰壁のメリットについても解説していきます。
・見た目が美しい
・耐火性がある素材である
・劣化しにくい
・湿度を調整してくれる
・お手入れがしやすい
漆喰壁のメリットについても解説していきます。
見た目が美しい
漆喰壁は見た目の美しさがメリットです。
白く気高い漆喰の美しさは他の素材にはない大きな魅力となります。
漆喰壁の美しさの理由には、光を反射する素材であることも挙げられます。
見た目で壁の素材を選びたい人には、漆喰はおすすめです。
白く気高い漆喰の美しさは他の素材にはない大きな魅力となります。
漆喰壁の美しさの理由には、光を反射する素材であることも挙げられます。
見た目で壁の素材を選びたい人には、漆喰はおすすめです。
耐火性がある素材である
漆喰は、漆喰は燃えにくい「不燃材料」にも分類されている素材です。
火事などもしもの時に被害が広がるのを防いでくれる可能性があります。
もしもの時を考えて素材を選びたい人におすすめです。
また、漆喰壁には断熱効果もあります。
漆喰は細かい結晶で作られていて熱を良く反射する素材であるためです。
漆喰壁を設置することで、快適さもアップします。
火事などもしもの時に被害が広がるのを防いでくれる可能性があります。
もしもの時を考えて素材を選びたい人におすすめです。
また、漆喰壁には断熱効果もあります。
漆喰は細かい結晶で作られていて熱を良く反射する素材であるためです。
漆喰壁を設置することで、快適さもアップします。
劣化しにくい
漆喰の壁は、お城に使われるほど耐久性が評価されています。
その耐久性は100年ほどと言われているほどです。
さらに漆喰壁独自の特徴として、年月を経るほど固くなって耐久性が上がります。
漆喰に二酸化炭素を吸収して固くなる性質があるためです。
丈夫な素材を選びたい人には漆喰はおすすめです。
その耐久性は100年ほどと言われているほどです。
さらに漆喰壁独自の特徴として、年月を経るほど固くなって耐久性が上がります。
漆喰に二酸化炭素を吸収して固くなる性質があるためです。
丈夫な素材を選びたい人には漆喰はおすすめです。
湿度を調整してくれる
漆喰は湿度が高いと水分を吸い取り、湿度が低い時は水分を出すという作用がある建材です。
漆喰には細かい穴が開いていて、この穴で湿度をコントロールしています。
漆喰の作用により湿度が高い時期でも快適に過ごすことができ、多湿によりカビが発生するなどの被害も軽減する効果が期待できます。
漆喰には細かい穴が開いていて、この穴で湿度をコントロールしています。
漆喰の作用により湿度が高い時期でも快適に過ごすことができ、多湿によりカビが発生するなどの被害も軽減する効果が期待できます。
お手入れがしやすい
漆喰は埃がつきにくい素材なので、お手入れがしやすいのも魅力です。
他の壁の素材の場合は張り替えが必要な汚れも、漆喰なら上からまた漆喰を塗ることで補修可能です。
また、漆喰の壁は簡単な汚れは消しゴムで落とすこともできます。
使いやすさの観点からも漆喰壁はおすすめです。
他の壁の素材の場合は張り替えが必要な汚れも、漆喰なら上からまた漆喰を塗ることで補修可能です。
また、漆喰の壁は簡単な汚れは消しゴムで落とすこともできます。
使いやすさの観点からも漆喰壁はおすすめです。
漆喰とはどのような建材?
漆喰のメリット・デメリットが分かったところで、漆喰の特徴や種・工法についても解説していきます。
漆喰についてさらに詳しく知りたいという方は参考にしてください。
漆喰についてさらに詳しく知りたいという方は参考にしてください。
漆喰の特徴
漆喰は古くは日本の古墳や日本のお城にも使われているなど、日本で伝統的に使われてきた素材です。
現在では外壁よりも室内の化粧材としての利用が多くなっています。
水酸化カルシウム(消石灰)が原料となっています。
消石灰は石灰石を焼いたもので、石灰石に糊などを加えて水で練ったものが漆喰です。
漆喰は二酸化炭素を吸収する性質もあります。
現在では外壁よりも室内の化粧材としての利用が多くなっています。
水酸化カルシウム(消石灰)が原料となっています。
消石灰は石灰石を焼いたもので、石灰石に糊などを加えて水で練ったものが漆喰です。
漆喰は二酸化炭素を吸収する性質もあります。
漆喰の種類
漆喰はいくつかの種類に分けることができますが、本記事では日本の漆喰と海外の漆喰に分けて解説します。
日本の漆喰としては伝統的な工法を使った本漆喰、発酵させた藁を混ぜた土佐漆喰です。
西洋の漆喰としては大理石を混ぜたものが挙げられます。
西洋の漆喰にも湿度を調整する効果や時間が経つと固くなる特徴があります。
漆喰壁を設置する際は、漆喰の種類も確認しておくのがおすすめです。
日本の漆喰としては伝統的な工法を使った本漆喰、発酵させた藁を混ぜた土佐漆喰です。
西洋の漆喰としては大理石を混ぜたものが挙げられます。
西洋の漆喰にも湿度を調整する効果や時間が経つと固くなる特徴があります。
漆喰壁を設置する際は、漆喰の種類も確認しておくのがおすすめです。
漆喰壁の工法
漆喰壁の工法は業者や漆喰の種類によっても変わります。
一般的には下地を整えて漆を塗り、乾燥させ、さらに仕上げ塗りをするというのが大まかな流れです。
下地の整え方が甘いと漆喰壁がはがれてしまうこともあるため、下地の工程も非常に重要です。
塗り重ねられて作られているというのが、漆喰壁の工法の特徴となっています。
一般的には下地を整えて漆を塗り、乾燥させ、さらに仕上げ塗りをするというのが大まかな流れです。
下地の整え方が甘いと漆喰壁がはがれてしまうこともあるため、下地の工程も非常に重要です。
塗り重ねられて作られているというのが、漆喰壁の工法の特徴となっています。
家の中で漆喰壁がおすすめの場所
漆喰壁を使いたいけどどこに設置したらいいか分からないとお悩みの場合、家の中で漆喰壁を設置するならトイレがおすすめです。
トイレをおすすめする理由としては、漆喰が自然と嫌なにおいを消してくれるからです。
また漆喰には湿度を調整してくれるなど快適に過ごせる作用が期待できるため、家族が集まるリビングに設置するのもおすすめの場所となっています。
他にもにおいが気になる場所や空気をキレイに保ちたい場所に設置が向いています。
トイレをおすすめする理由としては、漆喰が自然と嫌なにおいを消してくれるからです。
また漆喰には湿度を調整してくれるなど快適に過ごせる作用が期待できるため、家族が集まるリビングに設置するのもおすすめの場所となっています。
他にもにおいが気になる場所や空気をキレイに保ちたい場所に設置が向いています。
漆喰壁はデメリットもあるが美しさが魅力のおすすめ素材
本記事では漆喰のデメリットについて解説しました。
漆喰は水分を吸い込みやすい・ひび割れがしやすい・値段が高価であるなどのデメリットがある素材です。
ただし、見た目の美しさや耐久性などメリットも多い素材です。
嫌なにおいをこもらせたくないトイレや快適に過ごしたいリビングなどへの設置が向いています。
漆喰のメリットとデメリットをしっかりと知ったうえで、壁材として使ってみてください。
漆喰は水分を吸い込みやすい・ひび割れがしやすい・値段が高価であるなどのデメリットがある素材です。
ただし、見た目の美しさや耐久性などメリットも多い素材です。
嫌なにおいをこもらせたくないトイレや快適に過ごしたいリビングなどへの設置が向いています。
漆喰のメリットとデメリットをしっかりと知ったうえで、壁材として使ってみてください。