「自宅に外壁塗装をする予定があるが、近隣には挨拶をした方がよいのだろうか」「近隣に挨拶をするなら何を話すべきなのだろう」とお悩みではありませんか。
外壁塗装をする場合、騒音やにおいなどが近隣の住宅にも影響することがあります。
事前に近隣住民にも工事の挨拶をしておくと、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
本記事では外壁塗装時の近隣挨拶の内容や手土産の必要性などを解説します。
外壁塗装工事を行う予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装をする場合、近隣に住居がない場合や事情がある場合などを除いては挨拶をした方がよいです。
業者が挨拶をしてくれる場合は業者に任せて施工主は挨拶をしなくてもよいですが、この場合でも施工主も挨拶に行くというのも問題ありません。
業者が挨拶をするが施工主も挨拶をするという場合は、施工主は「工事でご迷惑をおかけします」といった軽い挨拶だけでも問題ありません。
挨拶をしないことでトラブルに発展したり、近隣住民に不快な思いをさせたりすることもあるため、迷ったら挨拶をしておくのがおすすめです。
外壁塗装前に近隣へ挨拶をしない場合に起こり得るトラブル
外壁塗装は家の外での工事となるため、近隣の家にも工事の影響が及ぶことがあります。
後からトラブルにならないためにも、工事について近隣住民にも知っておいてもらうことが大切です。
特に騒音や塗料や埃の飛散は近隣に影響を及ぼします。
外壁塗装は家の外の工事なので工事の音は近隣にも聞こえ、迷惑がかかることもあります。
近隣住民にも事情があり、「この日だけは工事をやめてほしい」ということもあるので事前に話しておくのがよいです。
外壁塗装工事では騒音が起きてしまうことが多いので、事前に告知していないとトラブルに発展することもあり得ます。
外壁塗装では音だけでなく、工事で塗料や埃が近隣の家にも飛んでいく可能性があります。
特に工事をする家から風下にある住宅では、洗濯物に埃などが飛んでいくことが考えられ、生活に影響を及ぼしてしまいかねません。
塗料のにおいによる影響も考えられます。
事前に工事告知をしておくことで、塗料の飛散による汚れやにおいのトラブルも避けやすくなります。
外壁塗装時の挨拶を行う際は、「工事でご迷惑をおかけします」といった挨拶のほかに、工事の概要などを伝える必要があります。
具体的には以下の内容を伝えるのがおすすめです。
・工事の内容
・工事の日程
・埃や騒音の有無
・必要であれば自分や工事業者の情報
各項目の詳細を解説します。
外壁の塗装を行うなど、工事の内容を伝えます。
工事の内容が分からないと近隣の人も何に気を付けてよいか分からないため、必ず伝えておきましょう。
専門的なことを話す必要はありませんので、外壁塗装の場合は「外壁塗装をします」とシンプルに伝えれば十分です。
工事の期間や時間を伝えます。
近隣住民にも都合があり、日程を伝えていないとトラブルになりかねません。
また、日程だけでなく工事が行われる時間帯に工事も伝えておくとよいです。
工事がいつ行われるのかは、近隣住民も特に気になるポイントなので必ず伝えましょう。
工事によって埃や騒音が起きる旨を伝えておきます。
工事の埃や騒音は近隣住民にとって、特に気になるポイントです。
埃や騒音が起きる作業内容の日が決まっているのであれば、伝えておくと丁寧です。
工事に関して近隣住民が連絡を取りたい場合に備えて、こちらの連絡先も伝えておくと丁寧です。
ただし、個人情報なので伝えるかどうかは状況によって決めてください。
また、工事業者の情報を教える場合は業者にも許可を取っておくとよいです。
個人情報なので取り扱いに注意しつつ、必要な場合は伝えてください。
外壁塗装で近隣に挨拶をする時は、以下のことを確認してください。
・挨拶する際の手土産
・挨拶する際の範囲
・挨拶をするタイミング
詳細を解説していきます。
挨拶をする時に手土産を持っていくかは悩みどころです。
手土産は必須ではありませんが、できれば持っていくのがおすすめです。
気になるのであれば1,000円以下程度の洗剤やタオル、お菓子などを持っていくとよいでしょう。
選ぶ基準としては誰でも使ったり食べたりしやすいものを選んでください。
相手の好みが分かっている場合以外は、万人受けしそうなものを選ぶのがよいです。
あまりよいものを持っていくともらう方がかえって困る場合もあるので、ちょっとしたものを選んでください。
もらう相手が恐縮してしまうようなものは避けましょう。
挨拶をする範囲は、両隣や向かい・裏の家などの自宅から近い家のみで問題ありません。
ただし自宅から近い家以外の家にも、迷惑がかかりそうな立地の家があるようなら挨拶した方がよいです。
迷惑がかかる範囲が分からない場合は、施工業者に問い合わせてみてください。
挨拶に行く時期の目安は工事のおおよそ一週間前くらいが目安です。
あまりに早すぎると工事があることを挨拶相手が忘れてしまう可能性があります。
ギリギリでの挨拶では工事日程をどうしてもずらしてほしいなどと言われた場合に対策が取れませんので、ご注意ください。
挨拶に行く時間帯は、日中の10時から18時ごろがおすすめです。
ただし、お昼ご飯やその準備をしている家が多い12時前後は避けた方がよいです。
朝早い時間や夜遅い時間は迷惑となるので必ず避けてください。
もしも2回以上訪問する場合は、曜日や時間帯をずらして訪れるのがおすすめです。
外壁塗装の近隣挨拶でよくある質問は、以下の2つです。
・挨拶に行った先が不在の場合はどうすればよい？
・手土産にのしは必要？
それぞれの質問に回答していきます。
挨拶に行った先の家が不在であった場合は、挨拶文と手土産をポストに入れておくとよいです。
不在だからといって挨拶をしないと、相手は「挨拶をする気がないんだな」と捕らえてしまう可能性があります。
挨拶文と手土産を残しておくことで、相手に挨拶をしたことを伝えることができます。
挨拶文には工事の内容、工事の日程、埃や騒音の有無、伝えることに問題がなければ自分や工事業者の情報を書いてください。
工事を行う業者が挨拶文を用意してくれるなら、用意されたものを使いましょう。
もしも直接挨拶をしたいようであれば、週末など在宅の可能性が高い時間に再度訪問して見てください。
近隣住民に渡す手土産には必須ではありませんが、付けるのが一般的です。
のしは赤と白の蝶結びのものを選び、表書きは「ご挨拶」と書くとよいです。
のしが用意できない場合は無理をする必要はありませんが、あると丁寧な印象になります。
気持ちを伝えるものですので、あまり形式にとらわれすぎなくてもよいです。
本記事では外壁塗装の際の近隣挨拶について解説しました。
外壁塗装では近隣の住宅にも騒音や塗料の飛散などの影響が及ぶ可能性があるため、前もって挨拶をすることでトラブルを防ぐことができます。
挨拶では工事の内容や期間など必要なことをシンプルに伝え、あまり高価すぎない手土産を持っていくのがおすすめです。
事前に挨拶に行くことで、近隣住民も気持ちよく工事を迎えることができます。
