フッ素塗料ってどんな塗料?メリット・デメリットや選び方を解説
フッ素塗料は外壁塗装に使われる塗料の中でも耐久性の高い塗料です。
フッ素樹脂を主成分として製造されており、汚れが付着しにくいという特性を持っています。
さらに、付着した汚れを雨水などで落とす効果もある対汚性の高い塗料です。
当記事ではフッ素塗料のメリットやデメリット、主な製品について解説しています。
フッ素塗料の使用を検討している方はぜひ最後までお読みください。
フッ素樹脂を主成分として製造されており、汚れが付着しにくいという特性を持っています。
さらに、付着した汚れを雨水などで落とす効果もある対汚性の高い塗料です。
当記事ではフッ素塗料のメリットやデメリット、主な製品について解説しています。
フッ素塗料の使用を検討している方はぜひ最後までお読みください。
フッ素塗料とは?
フッ素塗料とは、名前の通りフッ素樹脂を主成分としている塗料のことです。
フッ素は汚れが付着しにくく、仮に付着しても汚れをはじく性質を持った樹脂です。
高い耐久性があるので、塗装した建物を長期間保護してくれます。
外壁だけでなく、飛行機やフライパンの汚れを防ぐためのコーティングにも使用されている身近なものでもあります。
フッ素は汚れが付着しにくく、仮に付着しても汚れをはじく性質を持った樹脂です。
高い耐久性があるので、塗装した建物を長期間保護してくれます。
外壁だけでなく、飛行機やフライパンの汚れを防ぐためのコーティングにも使用されている身近なものでもあります。
フッ素塗料の耐用年数
フッ素塗料の耐用年数は12~20年です。
ウレタン塗料は5~10年、シリコン塗料は7~15年程度の耐用年数なので、比較すると長いのがわかります。
一度塗装すると長期間メンテナンスが不要なので、塗り替えの頻度を減らせる塗料です。
少し費用は高いですが、その分耐用年数が長いのでコストパフォーマンスに優れています。
長期間メンテナンスをしないと塗装の下地が傷む場合があるので、耐用年数を目安にメンテナンスを行いましょう。
ウレタン塗料は5~10年、シリコン塗料は7~15年程度の耐用年数なので、比較すると長いのがわかります。
一度塗装すると長期間メンテナンスが不要なので、塗り替えの頻度を減らせる塗料です。
少し費用は高いですが、その分耐用年数が長いのでコストパフォーマンスに優れています。
長期間メンテナンスをしないと塗装の下地が傷む場合があるので、耐用年数を目安にメンテナンスを行いましょう。
フッ素塗料を使用できる場所
フッ素塗料は主に建物の屋根や外壁の塗料として利用されています。
一般住宅やマンション、商業ビルなどの建物に使われることが多いです。
実際に東京タワーやスカイツリーなどの高い建物の外壁塗装に使われています。
このような高い建物は塗り替えなどのメンテナンスは頻繁にできません。
メンテナンスの回数を減らすために耐用年数の長いフッ素塗料を用いて塗装しています。
一般住宅やマンション、商業ビルなどの建物に使われることが多いです。
実際に東京タワーやスカイツリーなどの高い建物の外壁塗装に使われています。
このような高い建物は塗り替えなどのメンテナンスは頻繁にできません。
メンテナンスの回数を減らすために耐用年数の長いフッ素塗料を用いて塗装しています。
フッ素塗料のメリット
フッ素塗料はフッ素を主成分としている高い耐久性がある塗料です。
使用することには以下のようなメリットがあります。
・汚れが付着しにくい
・光沢が長持ちする
・耐久性が高い
それぞれのメリットについて解説していきます。
使用することには以下のようなメリットがあります。
・汚れが付着しにくい
・光沢が長持ちする
・耐久性が高い
それぞれのメリットについて解説していきます。
汚れが付着しにくい
フッ素塗料は親水性という性質を持っています。
雨水などが当たると、汚れが浮き上がり雨と一緒に流れて落ちていくという性質です。
この性質があるために、汚れが付着した場合でもすぐに落ちてくれるのできれいな美観を保ってくれます。
また、フッ素塗料を使って塗装すると表面にツルツルとした膜が形成されます。
非常に滑らかなので、そもそも汚れが付着しにくい構造です。
この2つの特徴から対汚性を高めてきれいな外壁を維持してくれます。
雨水などが当たると、汚れが浮き上がり雨と一緒に流れて落ちていくという性質です。
この性質があるために、汚れが付着した場合でもすぐに落ちてくれるのできれいな美観を保ってくれます。
また、フッ素塗料を使って塗装すると表面にツルツルとした膜が形成されます。
非常に滑らかなので、そもそも汚れが付着しにくい構造です。
この2つの特徴から対汚性を高めてきれいな外壁を維持してくれます。
光沢が長持ちする
フッ素塗料はフッ素の持つ特徴により、外壁の表面にツヤが出て光沢のある仕上がりになります。
フッ素塗料は耐摩耗性が高いのでこの表面の光沢が長持ちします。
耐候性も高いので紫外線や雨でも劣化しにくいです。
きれいな外観を長期間維持してくれるので、新築時や再塗装時後の経年劣化を抑えてきれいな状態を長続きさせてくれます。
フッ素塗料は耐摩耗性が高いのでこの表面の光沢が長持ちします。
耐候性も高いので紫外線や雨でも劣化しにくいです。
きれいな外観を長期間維持してくれるので、新築時や再塗装時後の経年劣化を抑えてきれいな状態を長続きさせてくれます。
耐久性が高い
フッ素塗料はフッ素樹脂が持つ結合力の高さから耐久性の高い塗膜を形成します。
その耐久性の高さから住宅だけでなく、ビルやマンションなどの修繕にもフッ素塗料は使われています。
実際に明石海峡大橋や東京スカイツリーにも使用されており、塗り替え頻度を少なくしたい場合はフッ素塗料が適役です。
その耐久性の高さから住宅だけでなく、ビルやマンションなどの修繕にもフッ素塗料は使われています。
実際に明石海峡大橋や東京スカイツリーにも使用されており、塗り替え頻度を少なくしたい場合はフッ素塗料が適役です。
フッ素塗料のデメリット
フッ素塗料にはメリットのほかに、デメリットも存在します。
・コストが高くなる
・建物状況によってはクラックが生じる
・艶消し塗料がない
これらのデメリットについても見ていきましょう。
・コストが高くなる
・建物状況によってはクラックが生じる
・艶消し塗料がない
これらのデメリットについても見ていきましょう。
コストが高くなる
フッ素塗料は他の塗料と比較するとコストが高くなることが多いです。
高耐久性で長寿命の優れた成分を使用している高品質な塗料なので、価格も高くなります。
最初にかかるイニシャルコストは高いですが、耐久性の高さから長い目で見ればコストパフォーマンスがよくなる場合があります。
一時的にコストは高くなりますが長期間塗り替えが不要なので、塗料を選ぶときには慎重に選びましょう。
高耐久性で長寿命の優れた成分を使用している高品質な塗料なので、価格も高くなります。
最初にかかるイニシャルコストは高いですが、耐久性の高さから長い目で見ればコストパフォーマンスがよくなる場合があります。
一時的にコストは高くなりますが長期間塗り替えが不要なので、塗料を選ぶときには慎重に選びましょう。
建物状況によってはクラックが生じる
フッ素塗料を用いると塗膜が硬くなり、弾力性のない仕上がりになります。
その塗膜の硬さからクラックと呼ばれるひび割れが発生しやすいです。
クラックができてしまうとそのスキマから塗膜の劣化が進行してしまい、外壁の見た目が悪くなってしまいます。
近年は塗膜が柔らかいフッ素塗料も出ているので、クラックが気になる方はそちらの使用を検討してみてください。
その塗膜の硬さからクラックと呼ばれるひび割れが発生しやすいです。
クラックができてしまうとそのスキマから塗膜の劣化が進行してしまい、外壁の見た目が悪くなってしまいます。
近年は塗膜が柔らかいフッ素塗料も出ているので、クラックが気になる方はそちらの使用を検討してみてください。
ツヤ消し塗料がない
フッ素塗料で塗装するとツヤのある仕上がりになります。
フッ素の持つ特徴である塗装後の滑らかな表面がツヤを引き立たせてくれます。
その反面、フッ素塗料にはツヤ消しタイプがありません。
ツヤのある仕上がりは魅力ですが、ツヤなしが選択できないという点はデメリットです。
フッ素の持つ特徴である塗装後の滑らかな表面がツヤを引き立たせてくれます。
その反面、フッ素塗料にはツヤ消しタイプがありません。
ツヤのある仕上がりは魅力ですが、ツヤなしが選択できないという点はデメリットです。
フッ素塗料の使用がおすすめの方
フッ素塗料の持つ特徴やメリットやデメリットをふまえた上で、以下のような考えをお持ちの方はフッ素塗料の使用がおすすめです。
・トータルコストを抑えたい方
・外壁がサイディングやコンクリートの方
上記の項目について詳しく解説していきます。
・トータルコストを抑えたい方
・外壁がサイディングやコンクリートの方
上記の項目について詳しく解説していきます。
トータルコストを抑えたい方
フッ素塗料は耐用年数が長いので、長期間塗り替えが不要です。
他の塗料と比較すると価格は高いので一時的にイニシャルコストは高くなりますが、トータルでみればかえって安くつくかもしれません。
逆に頻繁に塗り替えることで外観の色を変えたい方には向いていません。
そういった方はコストの抑えられるシリコンやウレタン系の塗料をおすすめします。
他の塗料と比較すると価格は高いので一時的にイニシャルコストは高くなりますが、トータルでみればかえって安くつくかもしれません。
逆に頻繁に塗り替えることで外観の色を変えたい方には向いていません。
そういった方はコストの抑えられるシリコンやウレタン系の塗料をおすすめします。
外壁がサイディングやコンクリートの方
外壁にはモルタルやタイルやALCボードなど、様々な素材が用いられます。
外壁がサイディングやコンクリートの方はフッ素塗料がおすすめです。
塗料がなじみやすいからです。
塗料がなじむことで外壁と塗料が密着し、高い耐久性が期待できます。
これがモルタル外壁だと塗膜がひび割れしやすくなるので、注意してください。
気になる場合は、塗膜が柔らかくなる弾性の高い塗料を選ぶことで、ひび割れを防げます。
塗料を選ぶ際には弾性の高い塗料を選びましょう。
外壁がサイディングやコンクリートの方はフッ素塗料がおすすめです。
塗料がなじみやすいからです。
塗料がなじむことで外壁と塗料が密着し、高い耐久性が期待できます。
これがモルタル外壁だと塗膜がひび割れしやすくなるので、注意してください。
気になる場合は、塗膜が柔らかくなる弾性の高い塗料を選ぶことで、ひび割れを防げます。
塗料を選ぶ際には弾性の高い塗料を選びましょう。
フッ素塗料の主な製品
フッ素塗料の主な製品について解説していきます。
・ファイン4Fセラミック
・スーパーセラタイトF
・セラMフッ素
フッ素塗料を取り扱っているメーカーと製品名を紹介します。
・ファイン4Fセラミック
・スーパーセラタイトF
・セラMフッ素
フッ素塗料を取り扱っているメーカーと製品名を紹介します。
ファイン4Fセラミック
ファイン4Fセラミックは日本ペイント製の塗料です。
販売価格は高いですが、その分性能は抜群に高いです。
従来型の3F型ではなく、4F型の塗料になっておりフッ素含有量が多いのが特徴となっています。
油性塗料のため、シンナーなどの溶剤を使いながら塗装していきます。
施工中は現場には近寄らないようにしましょう。
販売価格は高いですが、その分性能は抜群に高いです。
従来型の3F型ではなく、4F型の塗料になっておりフッ素含有量が多いのが特徴となっています。
油性塗料のため、シンナーなどの溶剤を使いながら塗装していきます。
施工中は現場には近寄らないようにしましょう。
スーパーセラタイトF
スーパーセラタイトFはエスケー化研株式会社製のフッ素塗料です。
一液タイプなので、現場で塗料と硬化剤を混ぜる必要がありません。
作業性がよく、きれいに塗りやすい塗料です。
高層ビルやマンションによく使われており、塗り替え頻度を抑えたい方におすすめの塗料です。
一液タイプなので、現場で塗料と硬化剤を混ぜる必要がありません。
作業性がよく、きれいに塗りやすい塗料です。
高層ビルやマンションによく使われており、塗り替え頻度を抑えたい方におすすめの塗料です。
セラMフッ素
セラMフッ素は関西ペイント製で耐候性や防カビ性の高いフッ素塗料です。
防カビ性や防藻性を有しているので、カビや藻が生えにくく耐久性が高いのが特徴です。
セラMフッ素弾性シリーズもあり、こちらは弾性の高いフッ素塗料になっています。
弾性の高い塗料を選べば建物に生じるクラックを減らせます。
防カビ性や防藻性を有しているので、カビや藻が生えにくく耐久性が高いのが特徴です。
セラMフッ素弾性シリーズもあり、こちらは弾性の高いフッ素塗料になっています。
弾性の高い塗料を選べば建物に生じるクラックを減らせます。
フッ素塗料の外壁塗装は業者に見積もりを依頼しよう
フッ素塗料は価格が少し高いものの、耐久性が高く長期間使える塗料です。
防汚性も防カビ性も高いので、一度塗り替えると耐用年数は12~20年程度期待できます。
フッ素塗料を使って外壁を塗装する際には業者に見積もりを依頼しましょう。
一度塗るとしばらく塗り替えなくて良いので、業者と相談しながら後悔のないような選択をしましょう。
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防汚性も防カビ性も高いので、一度塗り替えると耐用年数は12~20年程度期待できます。
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