「コンクリート外壁への塗装を検討すべき劣化現象を知りたい」
「コンクリートで外壁塗装をするメリットやデメリットは？」
このように考えている人もいるのではないでしょうか。
コンクリート外壁とは、その名のとおりコンクリートで覆われた外壁のことです。
防音性が高くかつ機密性も高いため熱が蓄積しやすく室内が暖かい、といったメリットがコンクリート外壁にはあります。
本記事では、コンクリート外壁の特徴から塗装のメリットやデメリットを紹介します。
これからコンクリートの外壁塗装を検討している方はぜひ最後までお読みください。
コンクリート外壁を塗装しないで放置していると汚れや劣化が目立つだけでなく、防水性が低下し、雨水によってコンクリートが破損しやすくなります。
コンクリート外壁はコンクリートでできているので、汚れがあると目立ちやすく、住宅全体の見栄えが悪くなる点が大きなデメリットです。
塗装をしないとコンクリートの寿命は短くなります。
コンクリート外壁を長持ちさせるためにも、劣化している状態を目にしたら早急に業者に連絡するなどの対応が必要です。
塗装を検討すべきコンクリート外壁の劣化症状は以下の2つです。
・ひび割れ
・膨れや剥離
コンクリート外壁に塗装が必要か分からない人はぜひ参考にしてください。
ひび割れはコンクリートにひびが入っている現象のことを指し、コンクリート外壁が劣化している症状の1つです。
ひび割れが起きることで雨の時に吸収されやすくなるだけでなく、破損のきっかけにもなり得ます。
コンクリートは圧縮に対する強度は高いが伸縮性がないため、ひび割れが起こりやすい傾向があります。
新しいコンクリート外壁でもひび割れが起こる可能性があることを覚えておきましょう。
コンクリート外壁が劣化している現象として外壁表面の膨れや剥離があります。
発生する原因はひび割れなどで内部に雨水が浸入することで、コンクリートが中性化して引き起ります。
一見問題ないように見えますが、膨れや剝離を放置していると最終的に剝落が起こり人命に関わるため、見つけたら早急な対応が必要です。
コンクリートは吸水性が高く、すぐに雨水に反応してしまうので小さなひび割れでもすぐに修復しましょう。
コンクリート外壁を塗装する時に使われる塗料は以下の3つです。
・撥水剤
・クリア塗料
・弾性塗料
それぞれの特徴と用途を順に解説します。
コンクリート外壁を塗装する時に使われる塗料として撥水剤が挙げられます。
撥水剤とは、コンクリートの防水性を保つために塗る塗料のことです。
防水性の復元効果だけでなく、コンクリートの表面が中性化するのを防ぐ効果があるため、コンクリート外壁塗装には欠かせない塗料です。
ただし外壁にヒビ割れがある場合は補修跡が残るため、外壁全体の見栄えが悪くなるというデメリットがあります。
クリア塗料とは無色透明な塗料のことで、撥水剤と一緒に塗ることで耐用年数の延長が可能です。
ただし撥水剤より施工費用が高いことに加えて、外壁にヒビ割れがある場合は補修跡が残るため使用する際には注意が必要です。
「費用が少しかかっても良いから長期間外壁を保護したい」という人におすすめの塗料と言えます。
弾性塗料とは、塗料自体に弾性がある塗料のことです。
ひび割れが起きにくく雨水の浸入を防ぐことができるというメリットがあります。
加えて撥水剤やクリア塗料と比べて価格に対しての耐久性が良いため、コストパフォーマンスも高いのも魅力の1つです。
ただし、塗膜が厚いためコンクリートの風合いがなくなってしまう点がデメリットです。
コンクリート外壁を塗装するメリットは以下の2つが挙げられます。
・気密性が高く熱を蓄積してくれる
・防音性の高さを維持できる
これからコンクリートの外壁塗装を検討している人はぜひ参考にしてください。
コンクリート外壁を塗装するメリットは気密性が高く、熱を蓄積してくれることです。
熱を蓄積しやすい特徴があり、住宅の内部を暖かくしやすい性質を持つ素材であることを意味します。
コンクリートは住宅内を暖かく保ちたい人や冬場の寒さが気になる人に適している外壁材です。
一般的に重いものは、質量が大きいため遮音性が高いという特徴があります。
コンクリートは他の外壁材と比べて重いため、遮音性が非常に優れています。
近隣の音がうるさい部屋に住みたくない人には、コンクリート外壁の塗装は非常におすすめです。
ただしコンクリートは吸水性が高い、伸縮性がないといった非常に扱いにくい性質があります。
DIYでの塗装は難しいため、必ず業者に依頼しましょう。
コンクリート外壁を定期的にしないリスクは以下の3つです。
・水垢やカビ、シミが発生する
・ひび割れが発生する
・温度差により変形する場合がある
それぞれ順に解説していきます。
コンクリート外壁を定期的に塗装をしないと防水性が低下するため、雨水が浸入し水垢やカビ、シミなどが発生します。
特にカビはコンクリートの劣化を早め、ひび割れの原因になることもあります。
雨水は吸水性が高いコンクリートにとって天敵です。
防水性が低下した状態で雨水を浴びると様々な劣化や破損を引き起こすだけでなく、汚れが発生し見栄えを悪くします。
定期的にコンクリートの外壁塗装を行い防水性を低下させないことが大切です。
コンクリート外壁を定期的に塗装しないと、雨風や直射日光が当たる事による湿気や乾燥でひび割れが発生する可能性があります。
コンクリートは乾燥状態が続くと変形する性質があるからです。
耐熱性が優れているため、住宅内部と外の温度差でひび割れが発生しやすい傾向があります。
定期的にコンクリート塗装を行い、乾燥状態を持続させない、温度差の幅を広げないようにすることが大切です。
コンクリート外壁を定期的に塗装しないと外との温度差が生じ、コンクリートが変形してしまうことがあります。
コンクリートの変形はひび割れや剝離を引き起こすだけでなく、最悪の場合は外壁が落ちる恐れがあるものです。
落下したコンクリート外壁が人に当たってしまうと相手にケガを負わせたり、最悪の場合は生命に関わる事態にまで発展し得ます。
耐久性を維持するためにも定期的にコンクリート塗装をして温度差を無くすことが必要です。
塗装は簡単だと思われることがありますが、専門的な知識が必要なので塗装する時は必ず業者にお願いしましょう。
コンクリート外壁の塗装はDIYではなく専門業者に依頼しよう
本記事ではコンクリート外壁塗装のメリットやデメリット、劣化を見極めるポイントなどについて解説しました。
コンクリート外壁塗装はコンクリートが水を吸収しやすい特徴を持っているため、専門的な知識や高い技術が求められる塗装です。
仮にコンクリートが水を吸収すれば、膨れや剝離を引き起こし最終的に剝落が発生し命を落とす危険性もあります。
DIYでは絶対に塗装せずに専門知識のある業者に依頼しましょう。
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