外壁シーリングの役割とは?劣化症状と補修工事の方法を解説
外壁シーリングは外壁材の隙間を埋めているゴムのようなものですが、役割や必要性を知らない方も多いのではないでしょうか。
シーリングは防水性や気密性を高め住宅を守るために重要です。
ただし紫外線や風雨などの外的ダメージを受けやすく、経年劣化が避けられません。
定期的なメンテナンスを実施し、劣化症状にあわせた補修工事をおこなう必要があります。
本記事では外壁シーリングの役割を詳しく解説します。
あわせて主な劣化症状と補修工事の方法を紹介しているため、参考にしてください。
シーリングは防水性や気密性を高め住宅を守るために重要です。
ただし紫外線や風雨などの外的ダメージを受けやすく、経年劣化が避けられません。
定期的なメンテナンスを実施し、劣化症状にあわせた補修工事をおこなう必要があります。
本記事では外壁シーリングの役割を詳しく解説します。
あわせて主な劣化症状と補修工事の方法を紹介しているため、参考にしてください。
外壁のシーリングとは
外壁シーリングについて解説します。
・シーリングとコーキングの違い
・外壁シーリングの耐用年数
よく聞くコーキングとの違いや、気になる耐用年数を紹介するため参考にしてください。
・シーリングとコーキングの違い
・外壁シーリングの耐用年数
よく聞くコーキングとの違いや、気になる耐用年数を紹介するため参考にしてください。
シーリングとコーキングの違い
シーリング・コーキングは、呼び方が違うだけで意味に大きな違いはありません。
どちらも外壁の目地や隙間を充填する材料です。
JIS(日本産業規格)の接着剤・接着用語によると、シーリングは構造体の目地部分に充填し、防水性や気密性などの機能を発揮させる材料と記載しています。
コーキングに関しては油性コーキング材とあり、同じく目地に使用するシーリング材です。
どちらの用語を使用しても伝わるため、深く気にする必要はありません。
どちらも外壁の目地や隙間を充填する材料です。
JIS(日本産業規格)の接着剤・接着用語によると、シーリングは構造体の目地部分に充填し、防水性や気密性などの機能を発揮させる材料と記載しています。
コーキングに関しては油性コーキング材とあり、同じく目地に使用するシーリング材です。
どちらの用語を使用しても伝わるため、深く気にする必要はありません。
外壁シーリングの耐用年数
外壁シーリングの耐用年数は約5〜15年です。
外壁の耐用年数より早く劣化する傾向にあります。
シーリングは外壁材の伸縮により徐々に衰え、紫外線や風雨などの影響を受けやすい部分です。
シーリングの劣化は外壁全体の劣化につながるため、定期的なメンテナンスが必要です。
外壁の耐用年数より早く劣化する傾向にあります。
シーリングは外壁材の伸縮により徐々に衰え、紫外線や風雨などの影響を受けやすい部分です。
シーリングの劣化は外壁全体の劣化につながるため、定期的なメンテナンスが必要です。
外壁シーリングの役割
外壁シーリングには下記のような役割があります。
・雨水の浸入防止
・壁材との間の緩衝材
雨水の浸入を防ぐほか、衝撃を受け止める役割があるため詳しく解説します。
・雨水の浸入防止
・壁材との間の緩衝材
雨水の浸入を防ぐほか、衝撃を受け止める役割があるため詳しく解説します。
雨水の浸入防止
シーリングは住宅内部に雨水が入り込むのを防ぐ役割があります。
外壁材のつなぎ目にはどうしても隙間ができます。
隙間から雨水が浸入すると雨漏りにつながり、住宅全体が劣化する恐れがあるため危険です。
外壁の隙間を埋める接着剤としてシーリングを充填すると、防水機能を高められます。
同時に気密性も上がり室内外の温度差が少なくなるため、結露やカビの発生を防止できます。
外壁材のつなぎ目にはどうしても隙間ができます。
隙間から雨水が浸入すると雨漏りにつながり、住宅全体が劣化する恐れがあるため危険です。
外壁の隙間を埋める接着剤としてシーリングを充填すると、防水機能を高められます。
同時に気密性も上がり室内外の温度差が少なくなるため、結露やカビの発生を防止できます。
壁材との間の緩衝材
シーリングは外壁の接続部分にあるクッションのような存在です。
弾力性があり住宅にあわせて同じ動きをするため、衝撃を受け止められます。
たとえば、緩衝材であるシーリングがないと外壁が揺れたときに受け止められず、破損しやすくなります。
地震による揺れの負担軽減にもつながる重要な部分です。
弾力性があり住宅にあわせて同じ動きをするため、衝撃を受け止められます。
たとえば、緩衝材であるシーリングがないと外壁が揺れたときに受け止められず、破損しやすくなります。
地震による揺れの負担軽減にもつながる重要な部分です。
外壁シーリングの補修工事を検討すべき劣化症状
シーリングの劣化は放置すると雨漏りにつながります。
下記のような症状がある場合には補修工事が必要です。
・ひび割れ
・肉やせ
シーリングは経年劣化が避けられないため、定期的なメンテナンスと必要に応じた補修が大切です。
下記のような症状がある場合には補修工事が必要です。
・ひび割れ
・肉やせ
シーリングは経年劣化が避けられないため、定期的なメンテナンスと必要に応じた補修が大切です。
ひび割れ
シーリングにひびがある場合、柔軟性が低くなっている可能性があります。
ひびが入るとシーリング材はかたくなり亀裂が入ります。
さらに放置するとシーリングの真ん中が切れてしまう破断が起こるため危険です。
破断すると早急な補修が必要です。
ひび割れを見つけた時点で業者へ相談してください。
ひびが入るとシーリング材はかたくなり亀裂が入ります。
さらに放置するとシーリングの真ん中が切れてしまう破断が起こるため危険です。
破断すると早急な補修が必要です。
ひび割れを見つけた時点で業者へ相談してください。
肉やせ
肉やせとはシーリングの弾力が弱まりやせ細ることです。
シーリングが細くなると、外壁材との間に隙間ができてしまいます。
放置しておくと徐々に細くなり剥離する恐れがあります。
外壁材との間に隙間があるにもかかわらず補修していないと、雨水の浸入を許し雨漏りにつながり危険です。
雨漏り部分から徐々に雨水が入り込み、住宅内部が腐食しシロアリやカビが発生しやすくなります。
修繕範囲が広くなるとある程度の費用が必要になるため、肉やせを見つけたら早めに業者へ連絡してください。
シーリングが細くなると、外壁材との間に隙間ができてしまいます。
放置しておくと徐々に細くなり剥離する恐れがあります。
外壁材との間に隙間があるにもかかわらず補修していないと、雨水の浸入を許し雨漏りにつながり危険です。
雨漏り部分から徐々に雨水が入り込み、住宅内部が腐食しシロアリやカビが発生しやすくなります。
修繕範囲が広くなるとある程度の費用が必要になるため、肉やせを見つけたら早めに業者へ連絡してください。
外壁シーリングの劣化を放置すると発生する不具合
外壁シーリングの劣化を放置すると、下記のような不具合が発生する恐れがあります。
・外壁の劣化が進みやすくなる
・雨漏りにつながりやすくなる
・柱や断熱材が腐敗しやすくなる
放置すると症状は進行し、大きな劣化につながる可能性があるため注意が必要です。
・外壁の劣化が進みやすくなる
・雨漏りにつながりやすくなる
・柱や断熱材が腐敗しやすくなる
放置すると症状は進行し、大きな劣化につながる可能性があるため注意が必要です。
外壁の劣化が進みやすくなる
雨水を防ぐ役割をもつシーリングが劣化すると、外壁材の断面部分や裏側に雨水が入り込みやすくなります。
雨水を含んだ外壁材は腐食が進み、早々に劣化する可能性があり危険です。
外壁材の劣化が大きいと張り替えが必要となり、工事費用も高額になります。
シーリングのみなら補修範囲も小さくすむため、劣化症状を見つけたら放置せずに業者へ相談してください。
雨水を含んだ外壁材は腐食が進み、早々に劣化する可能性があり危険です。
外壁材の劣化が大きいと張り替えが必要となり、工事費用も高額になります。
シーリングのみなら補修範囲も小さくすむため、劣化症状を見つけたら放置せずに業者へ相談してください。
雨漏りにつながりやすくなる
先に解説したように、外壁シーリングの役割は雨水を防ぐことです。
シーリングが劣化すると外壁材との間に隙間ができ、雨水の浸入を許してしまいます。
外壁の内部には防水シートも施工されていますが、劣化していると防水機能が弱くなっている可能性があります。
雨漏りは住宅自体の寿命まで縮むため危険です。
外壁シーリングの不具合に気づいたら放置せず、早期に対応する必要があります。
シーリングが劣化すると外壁材との間に隙間ができ、雨水の浸入を許してしまいます。
外壁の内部には防水シートも施工されていますが、劣化していると防水機能が弱くなっている可能性があります。
雨漏りは住宅自体の寿命まで縮むため危険です。
外壁シーリングの不具合に気づいたら放置せず、早期に対応する必要があります。
柱や断熱材が腐敗しやすくなる
外壁内部にある防水シートが劣化していると、雨水の浸入を防げません。
柱や断熱材まで徐々に雨水が入り込んでしまうため、腐敗につながります。
木材が湿気を帯びるとシロアリやカビが発生しやすくなります。
とくにシロアリの餌は木材です。
異変に気づいたときにはすでにシロアリが繁殖し、柱が激しく劣化している状態になっているケースもあります。
大規模な修繕工事になる可能性もあるため、外壁シーリングの劣化を見逃さないことが大切です。
柱や断熱材まで徐々に雨水が入り込んでしまうため、腐敗につながります。
木材が湿気を帯びるとシロアリやカビが発生しやすくなります。
とくにシロアリの餌は木材です。
異変に気づいたときにはすでにシロアリが繁殖し、柱が激しく劣化している状態になっているケースもあります。
大規模な修繕工事になる可能性もあるため、外壁シーリングの劣化を見逃さないことが大切です。
外壁シーリングの補修工事
外壁シーリングの補修工事は2種類あります。
・増し打ち工事
・打ち替え工事
それぞれの特徴を解説します。
・増し打ち工事
・打ち替え工事
それぞれの特徴を解説します。
増し打ち工事
増し打ち工事とは既存のシーリング材の上から充填をおこなうことです。
打ち増し工事とも呼ばれます。
主に肉やせし、細くなったシーリングに追加する工事方法です。
シーリングの量が少なくすむため比較的費用は安いです。
しかし古いシーリング材の劣化部分を修復できるわけではありません。
寿命は短いため注意が必要です。
打ち増し工事とも呼ばれます。
主に肉やせし、細くなったシーリングに追加する工事方法です。
シーリングの量が少なくすむため比較的費用は安いです。
しかし古いシーリング材の劣化部分を修復できるわけではありません。
寿命は短いため注意が必要です。
打ち替え工事
打ち替え工事とは、シーリングをすべて撤去して新しく充填する方法です。
撤去作業のほか、増し打ちよりシーリングの量が多く必要になり費用は高くなります。
追加で撤去費用が必要になるため、業者の見積書を確認してください。
増し打ちと異なり完全に新しいシーリングとなるため、防水性や柔軟性が高まるメリットがあります。
撤去作業のほか、増し打ちよりシーリングの量が多く必要になり費用は高くなります。
追加で撤去費用が必要になるため、業者の見積書を確認してください。
増し打ちと異なり完全に新しいシーリングとなるため、防水性や柔軟性が高まるメリットがあります。
外壁シーリング材の種類
外壁シーリング材は主に2種類あります。
・1液型(1成分型)
・2液型(2成分型)
1液型(1成分型)はホームセンターにも取り扱いがあるシーリングです。
1液のみで使用し自然と硬化するため、扱いやすい特徴があります。
一方、2液型(2成分型)は主剤と硬化剤の2液に分かれ、作業の際には混ぜて使用します。
1液より経験豊富で技術力のある職人でないと、取り扱いが難しいシーリングです。
すぐに使用できる1液型は準備に手間がかからず、施工範囲が少ないときに向いています。
広範囲での施工は1液型より耐久性が高い2液型がおすすめです。
・1液型(1成分型)
・2液型(2成分型)
1液型(1成分型)はホームセンターにも取り扱いがあるシーリングです。
1液のみで使用し自然と硬化するため、扱いやすい特徴があります。
一方、2液型(2成分型)は主剤と硬化剤の2液に分かれ、作業の際には混ぜて使用します。
1液より経験豊富で技術力のある職人でないと、取り扱いが難しいシーリングです。
すぐに使用できる1液型は準備に手間がかからず、施工範囲が少ないときに向いています。
広範囲での施工は1液型より耐久性が高い2液型がおすすめです。
外壁シーリングの打ち替え工事手順
外壁シーリングの打ち替え工事手順を解説します。
・シーリング材撤去
・専用プライマー塗布
・シーリング材の充填
プライマーは、シーリング材と塗装表面との密着性を高める役割があります。
充填したシーリング材はヘラで伸ばしてならし、ムラを防ぎます。
・シーリング材撤去
・専用プライマー塗布
・シーリング材の充填
プライマーは、シーリング材と塗装表面との密着性を高める役割があります。
充填したシーリング材はヘラで伸ばしてならし、ムラを防ぎます。
外壁シーリングは防水性と気密性を高める
外壁シーリングは防水性と気密性を高める重要な存在です。
住宅の揺れを受け止める緩衝材としての役割もあり、地震による外壁材の負担軽減にもつながります。
ただしシーリングは外的ダメージからの経年劣化が避けられません。
放置すると劣化は進み住宅にも影響を及ぼす恐れがあります。
定期的なメンテナンスをおこない、劣化症状の早期発見と補修工事が大切です。
外壁シーリングの工事には増し打ちと打ち替えの方法があります。
既存のシーリングを撤去して新しく充填する打ち替え工事のほうが、防水性や柔軟性が高まるためおすすめです。
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住宅の揺れを受け止める緩衝材としての役割もあり、地震による外壁材の負担軽減にもつながります。
ただしシーリングは外的ダメージからの経年劣化が避けられません。
放置すると劣化は進み住宅にも影響を及ぼす恐れがあります。
定期的なメンテナンスをおこない、劣化症状の早期発見と補修工事が大切です。
外壁シーリングの工事には増し打ちと打ち替えの方法があります。
既存のシーリングを撤去して新しく充填する打ち替え工事のほうが、防水性や柔軟性が高まるためおすすめです。
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