「外壁塗装と屋根塗装は同時に実施すべきか別々に分けるべきか、どちらが良いのだろうか？」
外壁塗装と屋根塗装を検討している方で、このような疑問や悩みをお持ちではないでしょうか。
外壁と屋根の塗装は、同時に施工することをおすすめします。
本記事では外壁塗装と屋根塗装は同時に施工がおすすめの理由や工事前に押さえておきたいポイントを紹介していきます。
外壁塗装と屋根塗装で同時に施工することをおすすめする理由は以下の通りです。
・足場代が節約できる
・業者を選ぶ手間が省ける
・色彩選定で外壁と屋根のバランスを考慮できる
・別々で実施するより総合的な工期が短くなる
・ご近所の挨拶も一度で済む
順に解説していきます。
外壁塗装と屋根塗装を別々で施工する場合は、2回分の足場設置の費用が必要です。
たとえば足場の設置費用が20万円だった場合、外壁と屋根を別々に施工すると合計40万円の費用が発生します。
しかし屋根と外壁を同時に施工すると、高額な足場費用を1回にまとめられます。
結果として長期間での費用負担を考慮した場合、ランニングコストが安くなるのです。
ただし外壁と屋根を同時に塗装する場合は、1回分の施工費用は別々に施工するよりも高額になる点に注意しましょう。
外壁と屋根の塗装を同時に施工することで、業者を選ぶ手間が1度で済みます。
外壁塗装と屋根塗装を別々に施工する場合、業者の選定や見積もりの手間が再度必要です。
忙しい日々を過ごす方にとって、屋根と外壁を同時の施工は時間の節約に繋がります。
外壁と屋根の塗装は忙しくてあまり時間がないような人ほど、同時に実施するのがおすすめです。
塗装の色彩選定は、外壁と屋根を同時に塗装するとバランスを考慮したデザインを実現しやすいです。
ダークトーンの屋根と明るい外壁で実現するツートンなど、色の選択肢は豊富です。
外壁と屋根どちらか一方だけの塗装は、既存の外壁や屋根の色彩を考慮した色の組み合わせが重要になります。
片方の色に合わせないといけないため、色彩の選択肢が狭くなります。
一方で屋根と外壁の同時塗装は、選択できる色彩の自由度が広がります。
屋根と外壁の色彩を同時に選定することで、デザイン性の高い塗装を実現できる点も押さえておきたいメリットです。
屋根や外壁塗装は別々で実施する場合、再度足場の設置や産廃物を撤去する時間が必要です。
1度に屋根塗装と外壁塗装を済ませた方が、時間の節約に繋がることもあります。
一度の工事期間は外壁と屋根を同時に塗装すると長くなりますが、合計日数は別々の施工に比べて短くなります。
外壁塗装と屋根塗装を別々に実施するより、総合的な工事日数が短くなる点も同時の施工がおすすめな理由の1つです。
外壁や屋根を塗装する際に必須のご近所さんへの挨拶も、同時に施工すると1度で済みます。
外壁や屋根の塗装は、塗装から発生する臭気がトラブルになる恐れがあります。
何度もご近所への挨拶を行うには、心苦しい方も多いでしょう。
ご近所さんへの挨拶が1度で済む点も、外壁塗装と屋根塗装の同時施工で得られるメリットです。
外壁塗装と屋根塗装を同時施工する際の注意点は以下の通りです。
・一度の施工費用が高くなる
・経年劣化が進んだ屋根材、外壁材では塗装を行えない場合がある
1つずつ順番に解説していきます。
外壁塗装と屋根塗装を同時に施工すると、一回あたりの工事費用が高くなります。
なぜなら、外壁と屋根の塗装料金を同時に支払う必要があるからです。
長期的に考えると、足場費用の設置回数が少なくなるため費用は安くなります。
ただし外壁と屋根の塗装は別々に施工を行う場合と比較すると、1度の施工費用が高い点に注意しましょう。
経年劣化が進んだ屋根材・外壁材では塗装を行えない場合がある
経年劣化が進み腐食したスレート屋根やトタン屋根などの屋根材は、塗装が施せない場合があります。
屋根塗装を施しても屋根材自体が崩れるため、屋根塗装の意味がないケースがあるからです。
外壁材も同様に経年劣化や腐食が生じている場合は、塗装を行えない可能性があります。
経年劣化が進んだ屋根材は、カバー工事や葺き替え工事によるメンテナンスがおすすめです。
屋根材の経年劣化は素人目線では判断できない部分も多いので、一度専門業者に見てもらう必要があります。
屋根と外壁の同時塗装は、外壁塗装だけ・屋根塗装だけといった単体工事より日数が異なります。
単体工事と比較した場合、外壁と屋根の双方の工事を済ませるための日数が必要です。
同時に施工を実施すると1回の工数が増えるため、工事期間が長引くケースもあります。
特に雨天が多い梅雨時や塗料が乾燥する気温に達しない冬場は、工期が長引く恐れがあるため注意しましょう。
外壁塗装と屋根塗装を同時に施工する際の業者を選ぶ基準
外壁塗装と屋根塗装を同時施工する際に業者を選定するポイントとして、過去実績と地域に根付いた業者の確認がおすすめです。
一度の施工費用が決して安いとは言えない外壁・屋根の同時塗装は、業者選びに失敗すると大きな費用の損失につながる恐れがあります。
地域に根付いた過去実績豊富な業者を選ぶ基準としては、以下の2点が挙げられます。
・施工実績が豊富かどうか
・地域に根付いた業者かどうか
順にそれぞれ解説していきます。
施工実績が豊富な業者に依頼すると、施工での失敗を回避しやすいです。
過去実績が豊富であれば外壁塗装や屋根塗装に関するノウハウも豊富にあるため、さまざまな住宅に対応できます。
他県から出張する業者と比較すると地域密着の業者を比較した場合、地域特有の気候に対応した施工知識は地域密着の業者が詳しい場合がほとんどです。
塗装の施工実績などはHPに掲載されていることもあるため、依頼前に1度チェックしてみましょう。
地元で長年活動している業者であれば、安心して施工を依頼できます。
同じ場所で長年活動していくためには、確かな技術と満足度の高いサービスを継続的に提供し続ける必要があります。
評判の悪い地域密着型の業者はすぐに悪評が広まるため、活動を続けられません。
地域密着型の業者であれば何か不具合があった時にすぐに対処してもらえるなど、相談しやすい点がメリットです。
長期に渡り地域に根付いて活動しており、評判や口コミを確認して依頼するかどうか検討するのも業者選びに重視したい判断材料の1つです。
